量性寺

 浄土宗のお寺で、宮地岳に唯一あるお寺です。宮地岳はほとんどが浄土宗か浄土真宗で、浄土宗の家はみんなここの檀家です。
 お寺といっても、山門も無ければ梵鐘もありませんが、境内には弘法太子をまつったお堂や、戦没者の慰霊碑があります。また横手の山には、四国八十八ヶ所のお寺から頂いたお地蔵さんがあり、宮地岳の八十八ヶ所めぐりの場所となっています。
宮地岳神社

 「宮地岳神社」で有名なのは、やっぱり福岡にあるもの。でも天草の宮地岳にも「宮地岳神社」があります。ここは宮地岳のほとんど(10地区中8地区)の氏神様です。
 道端なのに、御神木などでうっそうとしています。以前隣には廃校となった中学校があって、中学生時代は遊び場でした。今は月に何回か高齢者(ほとんど80才以上)が境内でゲートボールをしています。
 10月20日が本来祭りなのですが、氏子がほとんど会社勤めのため休日でないと祭りができないので、一番近い日曜日に行います。普段は誰もいない神社ですが、祭りはちょっと賑わいます。
天満宮

 宮地岳には宮地岳神社がありますが、天満宮もあります。
 豆木場地区と屋形地区の氏神様で、境内には大きな牛の像があります。
長平越トンネル

 国道266号線にあるトンネルで、本渡方面から来てこのトンネルを抜けると、宮地岳町になります。
大江林道

 本渡市宮地岳町から、天草郡天草町大江まで抜けるアスファルト舗装された林道。天草下島を横断しており、この道を通ると、天草も山だらけと感じます。角岳に上るときによく利用します。
長迫林道

 長迫から大江林道までを結ぶ林道。四輪駆動の軽トラとか登らないような林道です。
 3月の角岳健康ピクニックでは、この道を通って行きます。
角岳(角山)

 宮地岳の西にそびえ、亀ヶ淵と並び町のシンボルなのが角岳(かどたけ)。国土地理院の地図では角山なっていますが、宮地岳ではず〜っと角岳と呼んでいます。宮地岳小学校や今は統合で廃校となった宮地岳中学校の校歌にも、真っ先に出てきます。
 天草下島で2番目に高い山ですが、山頂付近を林道が通っており、誰でも気軽に登ることができます。林道のそばに金比羅様がまつってあります。また林道沿いに湧き水が出ており、コーヒーやお茶がうまくなると天草中から水をくみにきています。
 公民館では3月に「角岳健康ピクニック大会」を行い、みんなで登っています。皆さんものぼってみては。
行人岳(普賢岳)

 宮地岳の南にそびえる行人岳。普賢岳とも呼ばれますが、普賢岳といえば噴火した長崎の方が有名です。どちらも山頂に普賢様という神様がまつってあり、長崎の島原の人たちによると、宮地岳の普賢様が大元だそうです。地元での呼び名は、普賢様がまつってあることから「ひげんさま」(少しなまりました)と呼ばれています。10月には地元中岳(なかだけ)地区の人たちで祭りが行われます。
宮地岳町公民館・宮地岳児童館

 1つの建物の中に、公民館と児童館が入っています。
 公民館は、宮地岳の様々な事業などを行います。全国的にも珍しく市の職員が勤務する地区公民館です。運動会や敬老会の準備運営、老人会の相手などして楽しんでいます。
 児童館は、子供たちが集まる場所です。平日の放課後や、土日など、宮地岳の子どもたちがいっぱい集まってきます。市の嘱託職員が交代で勤務して、子供たちの相手をしています。子供の遊び道具もありますよ。

本渡市宮地岳町公民館

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